はじめに
lmfitは非線形最小二乗法を用いてカーブフィットするためのライブラリであり、Scipy.optimize.curve_fitの拡張版に位置する。ここでは、lmfitによるカーブフィッティングで得られたパラメータをpandasのDataFrameに変換する方法について説明する。
コード

解説
モジュールのインポートなど
バージョン
データの生成
yデータはrng = default_rng()とし、rng.normal()でガウス分布に従うデータを10000こ作成し、ヒストグラムにすることで準備した。xとyの関係を図で示すと以下のようになる。

モデルの定義
lmfit.models
の GaussianModel
をモデル関数として用いる。
初期パタメータの推定
model.guess(y, x=x)
により、上図のデータをsin関数モデルで近似するためのフィッティングパラメータについて、初期値を推定する。パラメータ(params)は以下のようになる。
カーブフィット
model.fit(y, params, x=x)
により、カーブフィッティングを実行する。
フィッティング結果の表示
result.plot_fit()
によりデータとフィッティングカーブが表示される。
しかし、これだとただの折れ線グラフに見えるので、フィッティングパラメータを得て、細かいステップでガウス分布曲線を描写する。

フィッティングパラメータをDataFrameに変換
フィッティングで得られたパラメータはresult.params
で見ることができる。
これをvaluesdictによって、順序つき辞書に変換する。
辞書をDataFrameにするには、pd.DataFrame.from_dict()を用いる。
以下のようなDataFrameが得られる。
value | |
---|---|
amplitude | 7039.668927 |
center | 10.348919 |
sigma | 1.004243 |
fwhm | 2.364810 |
height | 2796.557201 |
パラメータを使って滑らかなガウス分布曲線を表示

参考
Parameter and Parameters — Non-Linear Least-Squares Minimization and Curve-Fitting for Python
pandas.DataFrame.from_dict — pandas 2.2.3 documentation
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