はじめに
chromebookでPythonを利用するには、AWS cloud9やgoogle colaboratoryを利用する必要があったが、2019年に発売のChromebookでは開発者モードにしなくともLinuxが動作するようになった。ここでは、Linuxにminicondaをインストールしてをpython環境を構築する手順について解説する。
Linuxのセットアップ
設定を選択し、[Linux(ベータ版)] で [オンにする] 。 完了すると、Terminalが立ち上がる。
![](https://sabopy.com/wp/wp-content/uploads/2019/09/Screenshot-2019-09-20-at-17.27.08.jpg)
Miniconda3のダウンロード、インストール
Miniconda3のダウンロード
とTerminalに記述する。最新版Minicondaがダウンロードされる。
実行権限の変更
とTerminalに記述する。すべてのユーザーに実行権限を付与する。
インストール
とTerminalに記述するとインストールが開始される。
Enterを押して進め、Lisence関係の文が表示されたのち、さらにEnterをおして進めていく。すると、
Do you accept the license terms? [yes|no]
と聞かれるのでyesとする。
次に保存する場所を聞かれるので、Enterを押す。
installation finished. Do you wish the installer to initialize Miniconda3 by running conda init? [yes|no] [no] >>>
と表示されるのでyesとし、初期化する。
で再起動する。Chromebook も再起動する。これでcondaが使えるようになる。
ライブラリのインストール
自分の入れたいのものを入れる。
jupyter notebookでは、tornadoというライブラリに起因するエラーがあるのでtornadoをダウングレードすることでエラーを解消する。
エラーの詳細は下記サイトが詳しい。
![](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-user-contents.imgix.net%2Fhttps%253A%252F%252Fcdn.qiita.com%252Fassets%252Fpublic%252Farticle-ogp-background-afbab5eb44e0b055cce1258705637a91.png%3Fixlib%3Drb-4.0.0%26w%3D1200%26blend64%3DaHR0cHM6Ly9xaWl0YS11c2VyLXByb2ZpbGUtaW1hZ2VzLmltZ2l4Lm5ldC9odHRwcyUzQSUyRiUyRmF2YXRhcnMzLmdpdGh1YnVzZXJjb250ZW50LmNvbSUyRnUlMkYzODExOTgyMiUzRnYlM0Q0P2l4bGliPXJiLTQuMC4wJmFyPTElM0ExJmZpdD1jcm9wJm1hc2s9ZWxsaXBzZSZmbT1wbmczMiZzPTU5NGEyM2M2NjY3NmU0MTY3YzE5OGYwNmYzMzgwMTkw%26blend-x%3D120%26blend-y%3D467%26blend-w%3D82%26blend-h%3D82%26blend-mode%3Dnormal%26s%3D2300bce0891afe5f68c04bda7c8457a9?ixlib=rb-4.0.0&w=1200&fm=jpg&mark64=aHR0cHM6Ly9xaWl0YS11c2VyLWNvbnRlbnRzLmltZ2l4Lm5ldC9-dGV4dD9peGxpYj1yYi00LjAuMCZ3PTk2MCZoPTMyNCZ0eHQ9SnVweXRlciUyMG5vdGVib29rJUUzJTgxJUE3JUU5JTgxJThBJUUzJTgyJTkzJUUzJTgxJUE3JUUzJTgxJTg0JUUzJTgxJTlGJUUzJTgyJTg5JUUzJTgwJThDQ29ubmVjdGluZyUyMGtlcm5lbCVFMyU4MCU4RCVFMyU4MSVBRSVFMyU4MSVCRSVFMyU4MSVCRWtlcm5lbCVFMyU4MSU4QyVFOCVCNSVCNyVFNSU4QiU5NSVFMyU4MSU5NyVFMyU4MSVBQSVFMyU4MSU4QiVFMyU4MSVBMyVFMyU4MSU5RiVFMyU4MSVBRSVFMyU4MSVBNyVFOCVBNyVBMyVFNiVCMSVCQSVFNiU5NiVCOSVFNiVCMyU5NSVFMiU4MCVBNiZ0eHQtYWxpZ249bGVmdCUyQ3RvcCZ0eHQtY29sb3I9JTIzMUUyMTIxJnR4dC1mb250PUhpcmFnaW5vJTIwU2FucyUyMFc2JnR4dC1zaXplPTU2JnR4dC1wYWQ9MCZzPTE5OWNmZGU5OTRlYjI4MWZlNWU0ODY1YjFjZDE3MGRj&mark-x=120&mark-y=112&blend64=aHR0cHM6Ly9xaWl0YS11c2VyLWNvbnRlbnRzLmltZ2l4Lm5ldC9-dGV4dD9peGxpYj1yYi00LjAuMCZ3PTgzOCZoPTU4JnR4dD0lNDBLaXQtT2smdHh0LWNvbG9yPSUyMzFFMjEyMSZ0eHQtZm9udD1IaXJhZ2lubyUyMFNhbnMlMjBXNiZ0eHQtc2l6ZT0zNiZ0eHQtcGFkPTAmcz01NTRiZjc3ZjAyNDlmYWIwZDE4YTU2OTY1ODI0NmU1Yg&blend-x=242&blend-y=480&blend-w=838&blend-h=46&blend-fit=crop&blend-crop=left%2Cbottom&blend-mode=normal&s=ed53a5508c4aa12054f7aa5cdef17d83)
jupyter notebookの設定
configファイルの作成
パスワードの設定
パスワードを2回入力すると
と表示されるのでコピーして控えておく。
パスワードが不要な場合はこの工程はなしで良い。
ホストのIPを調べる
hostname -I
とTerminalに記述するとLinux側が提供しているIPアドレスがわかるので、メモしておく。
configファイルの修正
iで追記モードにして、
c.NotebookApp.ip= ‘###.###.##.##’
#にはさきほどメモしたLinux側のIPアドレスを入れる。
を貼り付ける。パスワードを設定してない場合は、c.NotebookApp.passwordの部分は不要となる。
escで追記モードから抜けて、:wqで保存して閉じる。
jupyter notebookの起動
jupyter notebookとTerminalに記述し実行することで、jupyter notebookが立ち上がる。
###.###.##.##:8888
に立ち上がっているので、ここにアクセスすれば良い。
次回以降は、
- Terminalを起動
- Terminalにjupyter notebookと入力し、実行
- ###.###.##.##:8888を開く
だけでjupyter notebookを開くことが可能なので、jupyter notebookのページをお気に入りにでも登録しておけば良いと思われる。
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