サボテン・多肉植物用培養土の比較[吸水性]

サボテン

緒言

市販のサボテン・多肉植物培養土、基本用土について、灌水後の吸水率を比較しました。

実験

用いた材料

  1. さぼてん多肉植物の土[細粒] (花ごころ)
  2. サボテン・多肉植物の土 (プロトリーフ)
  3. 鹿沼土 (田宮園芸)
  4. 日向土 小粒 (ひゅうが土販売 )
  5. 赤玉 小粒 (田宮園芸)
  6. 赤玉 中粒 (田宮園芸)

各土の特徴

プロトリーフ

配合:赤玉土/鹿沼土/バークたい肥/木炭/パーライト/軽石

  • 植物にとって理想的な物理性と化学性を実現した培養土
  • 育てることを重視した適度な水もちのある配合
  • 初期育成を助ける栄養素入り[1]

花ごころ

配合:軽石、バーミキュライト、パーライト、ゼオライト

  • 軽石ベースで排水性を重視し、根腐れを防止
  • 保肥力のあるバーミキュライトを配合
  • 水の腐敗を防止して根傷みを防ぐ、ゼオライトを配合[2]

赤玉 中粒, 小粒

  • 園芸用の万能用土
  • 通気性、保水性、保肥性に富む[3]

鹿沼土

  • 栃木県鹿沼市でとれる軽石
  • 通気性・保水性が高い[4]
  • 粒のサイズは赤玉の小粒と中粒サイズが混在
  • 押して潰すと粉になる

日向土

  • 九州地方の軽石
  • 保水力、保肥性が低く、通気性が高い[5]

実験方法

鉢はプレステラ90の黒色を用いました。鉢のスリットから用土がこぼれるのを防ぐため、スリットの入っている位置まで日向土 小粒をいれました。

鉢の重量の経時的な変化から用土の吸水率を計算しました。重量変化率は以下の式で計算しました。ここで、Wxは灌水後重量で、Wiは灌水前の重量です。

$$ \mbox{吸水率[%]}=\frac{W_x-W_i}{W_i}\times100$$

結果と考察

プロトリーフの土は灌水すると水が鉢上に貯まりやすい傾向がありました。これは保水性が高い配合にしてあるためだと考えられます。

そのプロトリーフを花ごころが上回る結果となりました。花ごころの土は粒が細かいため、水をより多く保持したものと考えられます。ただ、この土は水はけがよく、プロトリーフの土のように鉢上に水が貯まることはありませんでした。

軽石類で比較すると、鹿沼土のほうが日向土よりも吸水率が高い結果となりました。おなじ軽石でも産地が異なると特性が異なることがわかりました。

赤玉土は他の土と比べると吸水率が低く、さらに中粒は小粒よりも吸水率が低くなりました。粒サイズによる吸水率の違いは鉢内の土の総表面積が効いているのではないかと思います。

まとめ

市販のサボテン・多肉植物培養土、基本用土について、灌水後の吸水率を比較しました。その結果、吸水性は

花ごころ>プロトリーフ>鹿沼土>日向土>赤玉小粒>赤玉中粒

の順となりました。

参考

  1. プロトリーフ
  2. 花ごころ
  3. 赤玉土
  4. 鹿沼土 
  5. 日向土小粒

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