[matplotlib] 55. Colorbarの目盛りとラベルを設定する方法

matplotlib

はじめに

matplotlibライブラリを使用してカラーバー(Colorbar)の目盛りやラベルをカスタマイズする方法を解説します。グラフの色スケールを表すカラーバーは、データの値を色で表現する際に重要な役割を果たします。本記事では、特に目盛りの位置や間隔、ラベルのテキストなどを自由に設定し、より分かりやすいデータ可視化を実現するための手法を紹介していきます。

コード

解説

モジュールのインポート

バージョン

データの生成

4096個のランダムなデータを64×64の形状に変換しました。

画像の表示

カラーバーの表示と目盛りの設定

ticksパラメータにリスト(例:fig.colorbar(im, ticks=[0, 0.5, 1]))を指定することで、カラーバーに任意の位置に目盛りを表示できます。

垂直方向のカラーバー(デフォルト)の表示範囲は、ax.set_ylim()メソッドで設定可能です。

また、目盛りのラベルはax.set_yticklabels(['< 0', '0.5', '> 1'])のように設定できます。

水平方向カラーバーについて

カラーバーを水平にしたい場合、cbar = fig.colorbar()orientation='horizontal'とします。
水平カラーバーの場合、目盛りラベルの設定は、set_xticklabels となります。

水平方向カラーバーを上に表示する場合

mpl_toolkits.axes_grid1make_axes_locatableを使用します。
cax.xaxis.set_ticks_position('top')を設定することで、目盛りの表示位置を上部に変更できます。これにより目盛りラベルも上部に表示されるため、画像と目盛りラベルが重なることを防ぐことができます。

コードをダウンロード(.pyファイル)

コードをダウンロード(.ipynbファイル)

参考

Colorbar Tick Labelling — Matplotlib 3.4.3 documentation
Colorbar with AxesDivider — Matplotlib 3.10.5 documentation

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