はじめに
NumPyは科学計算のための強力なPythonライブラリです。NumPyの主要な特徴の一つとして、配列(多次元配列)を効率的に扱う機能があります。本記事では、NumPy配列での演算方法、特にユニバーサル関数(ufunc)の使い方について解説します。これらの関数を活用することで、大量のデータに対して高速な計算処理が可能になります。
Numpyのユニバーサル関数(ufunc)の使い方
配列の演算
データの生成
加算
+またはnp.add()で加算ができます。
減算
-またはnp.subtract()で減算ができる。
乗算
*またはnp.multiply()で乗算ができます。
除算
/またはnp.divide()で除算ができます。
余り切り捨て
//またはnp.floor_divide()であまりを切り捨てた除算ができます。
余り切り上げ
np.ceilで小数点以下を切り上げることができます。
四捨五入
np.rintで小数点以下を四捨五入できます。
余り
np.modで除算したときのあまりを得ることができます。
2乗
**2またはnp.squareで各要素を2乗した配列を得ることができます。
絶対値
np.absolute()で絶対値を求められます。
コードをダウンロード(.pyファイル) コードをダウンロード(.ipynbファイル)まとめ
NumPyの配列演算とユニバーサル関数(ufunc)を使うことで、効率的かつ高速なデータ処理が可能になります。基本的な算術演算から高度な数学関数まで、NumPyは多様な関数を提供しており、科学計算やデータ分析において強力なツールとなります。特に大規模なデータセットを扱う際に、その威力を発揮するでしょう。
参考
Universal functions (ufunc) — NumPy v2.3 Manual
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