はじめに
matplotlibを使って、マウスイベント(motion_notify_eventなど)を活用し、画像の一部をリアルタイムで拡大表示する方法を解説します。画像上でマウスを動かすと選択領域が拡大表示される、インタラクティブな可視化テクニックについて説明します。
コード
解説
モジュールのインポート
バージョン
画像の読み込み
下記サイトの画像をplt.imreadで読みこみます。

ナスカの地上絵のイラスト(猫)
いらすとやは季節のイベント・動物・子供などのかわいいイラストが沢山見つかるフリー素材サイトです。
マウスイベントの詳細
この機能では、左図の画像上に表示された四角の範囲内の画像が右図に拡大表示され、四角を移動させると表示範囲もリアルタイムで更新されます。マウスイベントの処理には下記記事で紹介したものと同じ手法を使用しています。

[matplotlib] 66. マウスイベントで図中の四角をドラッグで動かす
matplotlibのマウスイベントを活用して、図中の四角形オブジェクトをドラッグ操作で自由に移動できるインタラクティブなグラフ作成方法を解説。event_handlerとconnect関数の使い方から実装例までを紹介。
四角のサイズを変えたときの変化
rec_sizeの値を変更することで表示倍率を調整できます。値を300に設定した場合は以下のようになります。

100の時は下のようになります。

まとめ
matplotlibのマウスイベントを活用することで、画像の特定部分をリアルタイムで拡大表示するインタラクティブな可視化が実現できます。motion_notify_eventなどのイベントハンドラを適切に設定することで、ユーザーがマウスで選択した領域を即座に拡大表示し、細部の観察を容易にします。この手法はデータ分析や画像処理において、重要な詳細を見逃さないための強力なツールとなります。
参考

ナスカの地上絵のイラスト(猫)
いらすとやは季節のイベント・動物・子供などのかわいいイラストが沢山見つかるフリー素材サイトです。

[matplotlib] 66. マウスイベントで図中の四角をドラッグで動かす
matplotlibのマウスイベントを活用して、図中の四角形オブジェクトをドラッグ操作で自由に移動できるインタラクティブなグラフ作成方法を解説。event_handlerとconnect関数の使い方から実装例までを紹介。
https://matplotlib.org/users/event_handling.html
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