[scikit-image] 100. レベルセット法の初期レベルセット(チェッカーボード)を作成するための関数(skimage.segmentation.checkerboard_level_set)

matplotlib

はじめに

本記事では、scikit-imageライブラリの「checkerboard_level_set」関数について解説します。この関数はレベルセット法でセグメンテーションを行う際に、初期値としてチェッカーボードパターンのレベルセットを生成するために使用されます。画像のセグメンテーションを行う上で、適切な初期レベルセットの設定は重要です。

解説

モジュールのインポートなど

バージョン

2Dデータの作成

要素が0で形状が(128,128)の2次元データを作成します。

np.logspaceで配列を作成

チェッカーボードの四角の大きさのための配列を作成します。np.logspaceを使用すればlogスケールの配列を簡単に生成できます。例えば、(1, 6, num=6, base=2)と指定すると、21から26までの範囲で要素数6の配列が得られます。

checkerboard_level_setの作成

checkerboard_level_set(image.shape, int(i))を使用して、前述のnp.logspaceで準備した配列の要素からチェッカーボード画像を作成し、リストに追加します。square_sizeがint(i)の値となるため、四角の大きさが異なるチェッカーボード画像が生成されます。

画像の表示

コードをダウンロード(.pyファイル)

コードをダウンロード(.ipynbファイル)

まとめ

「checkerboard_level_set」関数は、レベルセット法による画像セグメンテーションの初期値として、チェッカーボードパターンを簡単に生成できるツールです。適切なパラメータ設定により、様々なセグメンテーションタスクに対応できる柔軟性を持っています。

参考

skimage.segmentation — skimage 0.26.0rc0.dev0 documentation
Morphological Snakes — skimage 0.26.0rc0.dev0 documentation

コメント