はじめに
Jupyter Notebookでデータ分析や可視化を行う際、3Dグラフは多次元データを理解するのに非常に役立ちます。しかし、静的な3Dグラフでは視点が固定されているため、データの全体像を把握するのが難しい場合があります。
本記事では、ipywidgetsライブラリのIntSliderを使って、3Dグラフの視点を対話的に変更する方法を解説します。これにより、データを様々な角度から観察し、隠れたパターンや関係性を発見することができます。
コード

解説
モジュールのインポートなど
3Dグラフの作成
用いる3Dグラフは下記記事を基に作成しました。

[matplotlib 3D] 56. voxelグラフでRGB cube
matplotlibの3DボクセルグラフでRGB色空間を視覚的に表現する方法について解説します。3次元空間内での色の変化を直感的に理解するための実装例を紹介します。
ipywidgetsの設定
IntSliderを使用してazimとelevを設定します。azimは方位角(横方向の視点)を、elevは仰角(縦方向の視点)を制御します。これらの視点変更はax.view_init()関数で実装されます。
IntSliderを変化させたときの視点の変化


参考
Using Interact — Jupyter Widgets 8.1.7 documentation
Widget List — Jupyter Widgets 8.1.7 documentation
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