[matplotlib] 36. グラフ背景に縞模様を表示してデータの視認性を向上させる方法

matplotlib

はじめに

matplotlibを使用してグラフ背景に縞模様を表示する方法を解説しています。軸に沿った背景色分けによってデータの視認性を向上させる技術を紹介します。特にグラフが密集している場合や複数のデータセットを比較する際に役立つテクニックです。

コード

解説

モジュールのインポート

データの生成

plotの設定

[plt.axhspan(0.4i, 0.2+0.4i, facecolor=’0.5′, alpha=0.3) for i in range(3)]を使用して、x軸に対して平行な領域を特定の幅で透明度0.3のグレーで塗りつぶします。幅の設定では、最小値が0.4i、最大値が0.2+0.4iとなるため、0〜0.2、0.4〜0.6、0.8〜1.0の範囲が塗りつぶされます。

plt.grid(axis=’y’)によって、y軸のグリッド線のみを表示しています。

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まとめ

matplotlibでグラフ背景に縞模様を追加することで、データの視認性を大幅に向上させることができます。fill_between関数やaxhspan、axvspanなどの関数を使いこなすことで、プロフェッショナルな印象を与えるグラフ作成が可能です。特に複雑なデータセットの分析や比較においてこの技術は非常に有効です。

参考

Draw regions that span an Axes — Matplotlib 3.10.6 documentation

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