はじめに
この記事では、matplotlibを使用して曲線下の積分区間を塗りつぶして表示する方法について解説します。グラフ上で特定の範囲を視覚的に強調したい場合や、積分の概念を図示したい場合に役立つテクニックです。
コード&解説
モジュールのインポート
バージョン
データの作成
2次関数を定義してデータを作成します。
軸が矢印の図を作成
軸が矢印の図を作成する方法については、下記記事で解説しています。その際はSubplotZeroを使用します。

[matplotlib] 50. 軸を矢印で表示する方法
matplotlibで軸を矢印形状にする方法を解説します。mpl_toolkits.axisartistモジュールを使用することで、数学的なグラフや物理学の図などで一般的な矢印形状の軸を簡単に実装できます。サンプルコードと実装例を紹介します。
データの表示
曲線下を塗りつぶす
塗りつぶし処理はfill_between
関数を使用します。また、境界をより明確に表示するために、エッジカラーをec=”0.5″と指定して少し濃い色にしています。
積分式を表示
区間a,bの間に積分式を表示する。式は、
"$\int_a^b f(x)\mathrm{d}x$"
で表示できます。
軸、目盛の設定

参考
Integral as the area under a curve — Matplotlib 3.10.5 documentation
matplotlib.axes.Axes.fill_between — Matplotlib 3.10.5 documentation
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