はじめに
この記事では、matplotlib animationライブラリを使用して、画像を上から下へ順次表示するアニメーションの作成方法を説明します。このテクニックは、視覚的な情報提示を効果的に行うための手法であり、プレゼンテーションやデータ可視化に非常に有用です。
解説
モジュールのインポートなど
バージョン
画像データの読み込み
サイズが(614, 614, 3)のRGB画像を読み込みます。この読み込んだ画像をimshowで表示すると以下のようになります。

画像の低解像度化
pyramid_gaussianを使用して画像の低解像度化を行います。pyramid_gaussianの詳細な使用方法は下記の記事で解説しています。

[scikit-image] 25. 一定倍率で縮小された連続画像を生成(transform.pyramid_gaussian)
ここでは、skimage.transformのpyramid_gaussianによる一定倍率で縮小された連続画像の生成方法について説明する。
アニメーション(size = 20×20)の場合
画像の準備
画像として低解像度化したpyramid[5](size = 20×20)を用います。

順次表示するためのデータを準備
RGBの各配列を1次元化し、配列の1部をnp.nanとした画像データを作成し、リストへ入れていきます。
RGB画像の再構築
RGB配列を結合して一つにします。
アニメーションを表示
update関数内で、RGB配列を読み込み、reshapeで2次元形式にしたのちに、set_dataでデータをセットし、画像を表示します。
アニメーション(size = 39×39)の場合
画像のサイズを変えた場合は以下のようになります。
アニメーション(size = 77×77)の場合
アニメーション(size = 154×154)の場合
まとめ
matplotlib animationを使用した画像の上から下への順次表示アニメーションは、情報を視覚的に段階的に提示するための効果的な手法です。基本的な実装からカスタマイズまで理解することで、様々な場面でこのテクニックを活用できるようになります。
参考
Document
matplotlib.animation.FuncAnimation — Matplotlib 3.10.6 documentation
matplotlib.pyplot.imshow — Matplotlib 3.10.6 documentation
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