[matplotlib] 3.マーカーを画像にしてプロット

matplotlib

はじめに

matplotlibで画像をマーカーとして用いる方法について説明する。

コード

解説

グラフの設定

 ax = plt.gca() 

gcaはGet Current Axesの略で,axが定義されてないときにcurrent axesをaxとして定義している。[1]

画像の読み込み

 image = plt.imread(image) 

matplotlibでの画像の読み込む。pngファイルを読み込んだものは(M, N, 4)の形になる。4の部分はRGBと透明度のαとなる。[2]

画像をプロットするための設定

im = OffsetImage(image, zoom=zoom) 

OffsetImageは画像をいれる箱のことで、画像を指定して読み込む。zoomでもとの大きさに対するサイズをかえることができて、小さくするとOffsetImageは小さくなる。画像は下記サイトから入手した。

Cactus icon 5 | アイコン素材ダウンロードサイト「icooon-mono」 | 商用利用可能なアイコン素材が無料(フリー)ダウンロードできるサイト
6000個以上のアイコン素材を無料でダウンロードできるサイト ICOOON MONO
x, y = np.atleast_1d(x, y) 

np.atleast_1dでx, yを1次元以上にする。at leastなので、2次元データとかはそのままとなる。

artists = [] 
for x0, y0 in zip(x, y):
ab = AnnotationBbox(im, (x0, y0), xycoords='data', frameon=False)
artists.append(ax.add_artist(ab))

AnnotationBboxで(x,y)の位置にimの画像を順次いれていく。imは画像ファイルそのものではなく、画像が入った箱(OffsetImage)とする必要がある。xycoordsは(x, y)の位置をどこにするかの設定で、’data’とすることでデータ値にもとづいて位置が決定する。frameonは画像の枠の設定でFalseで枠無しとなる。

プロットデータの生成

x,y =np.random.rand(2, 20)

ランダムデータを生成する。[3]

画像のプロット

imscatter(x, y, image_path, ax=ax,  zoom=.25) 
ax.plot(x, y, 'ko',alpha=0)

imscatter でプロットし, zoomで画像の大きさを調整できる。alpha=0で通常のプロットは見えなくしてある。

他の画像でプロット

マレーバクプロット

マレーバクのイラスト
いらすとやは季節のイベント・動物・子供などのかわいいイラストが沢山見つかるフリー素材サイトです。

ベーグルプロット

ベーグルのイラスト
いらすとやは季節のイベント・動物・子供などのかわいいイラストが沢山見つかるフリー素材サイトです。
コードをダウンロード(.pyファイル)

コードをダウンロード(.ipynbファイル)

参考

matplotlib.pyplot.imread — Matplotlib 3.9.2 documentation
https://stackoverrun.com/ja/q/6174885

コメント

  1. syamo より:

    ちょうど画像をプロットする方法を探しており、大変勉強になりました。
    ありがとうございます。

    1点質問なのですが、同じ座標の画像が重ならないようにジッタープロットを作成するにはコードをどのように改変すれば良いでしょうか。
    seabornを使えば良さそうですが、具体的な処理が分からず質問させていただきました。