はじめに
この記事では、scikit-imageライブラリのskimage.utilモジュールに含まれるmontage関数を使用して、複数の画像を一つのグリッドに連結して表示する方法について解説します。
解説
モジュールのインポートなど
バージョン
画像データの作成
2次元平面上にランダムな点を配置し、ガウシアンフィルタを適用することで凹凸のある画像を生成します。ガウシアンフィルタのsigma値を調整することで、画像内の円状構造のサイズを変化させることができます。
画像データのリストの作成
画像データの入ったリストを作成します。
montageによる画像の連結
montage関数を使用することで、複数の画像を一つのグリッドに連結して表示できます。実行結果は以下のようになります。

横に連結する
grid_shape=(1, len(im4))パラメータを設定することで、複数の画像を横一列に連結して表示できます。

縦に連結する
grid_shape=(len(im4), 1)パラメータを設定することで、複数の画像を縦一列に連結して表示できます。

各画像で強度をリスケールして表示
rescale_intensity=Trueパラメータを設定すると、各画像ごとに強度をリスケールして表示することができます。

空白部分の色の設定
空白部分の色はfillパラメータで設定することができます。

画像間に間隔を持たせる
padding_width=20を設定すると、画像間に空白が生まれ、この空白部分はfillパラメータで指定した色で塗りつぶされます。

まとめ
scikit-imageのmontage関数は、複数の画像を効率的に連結して表示するための強力なツールです。この関数を活用することで、画像処理や分析のワークフローを改善し、結果の可視化を簡単に行うことができます。特に多数の画像を比較したり、処理前後の変化を確認したりする場面で非常に便利です。
参考
skimage.util — skimage 0.25.2 documentation
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