はじめに
この記事では、Pythonの可視化ライブラリMatplotlibのmplot3dモジュールを使用して、3Dサーフェスプロットを作成する方法について詳しく解説しています。基本的な3Dサーフェスプロットの描画方法から、色彩設定、視点調整、ワイヤーフレーム表示などの見た目をカスタマイズするための様々な設定方法まで、実践的なコード例とともに紹介します。データ可視化をより効果的に行いたい方や、科学技術計算の結果を視覚的に表現したい方に役立つ内容となっています。
コード

解説
モジュールのインポート
データの生成
3Dsurfaceグラフの作成
z軸の設定
zaxis.set_major_locator(LinearLocator(6))
を使用して、Z軸に等間隔で6個の目盛りを表示します。
ax.zaxis.set_major_formatter(FormatStrFormatter('%.02f'))
を使用して、目盛りラベルを小数点以下2桁の形式で表示します。
カラーバーの表示
cmapを変化させた場合

カラーマップ(cmap)を変更することで、サーフェスプロットの色彩を調整できます。他のカラーマップオプションについては、以下で詳しく説明しています。
Colormap reference — Matplotlib 3.10.5 documentation
rcount, ccountを変化させた場合

rcount, ccountは行、列方向のデータ数を指し、これらの値を増やすとより滑らかな3Dsurfaceグラフを作成できます。
vmin, vmaxを変化させた場合

vminとvmaxでカラーマップの表示範囲を制御できます。vmin=0.5の場合は0.5以下の値が青色で表示され、vmax=1.5の場合は1.5以上の値が赤色で表示されます。
shadeの有無

shade=Falseを設定して影を無効にすると、グラフが平面的になり、立体的な形状が識別しにくくなります。
アンチエイリアスの有無

antialiased=Trueを設定すると、Falseの場合には表示されない線が描画されるようになります。
コードをダウンロード(.pyファイル) コードをダウンロード(.ipynbファイル)参考
mpl_toolkits.mplot3d.axes3d.Axes3D — Matplotlib 3.5.0 documentation
3D surface (colormap) — Matplotlib 3.10.5 documentation
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